CONCEPT

■みらいのテキストづくりの基本方針「わかりやすく・教えやすい」

みらいがこれまでに出版した書籍の多くは、大学や短大、専門学校などで使われるテキストです。特に保育・幼児教育、社会福祉、栄養分野の専門職養成課程が設置されている大学等では、多くのタイトルをテキストとして採用いただいております。
専門職をめざし大学等に入学したばかりの学生は、その時点では専門的知識はありません。また、現実的なことを言えば、学生の基礎学力もまちまちで、いきなり専門書や高度な内容のテキストを読んで理解する基礎学力を持ち合わせていない学生も少なくありません。
そうした様々な学生にも、「資格取得や専門職をめざし興味を持って学んでもらうには、どのようなテキストが求められるのか」。それを常に企画の念頭に置き、「学生にわかりやすく、教員自身も教えやすい」テキストづくりをコンセプトに、大学等の教員を中心とする執筆者とともにアイデアを出し合って、目次構成や文章、紙面を工夫し、編集作業に取り組んでいます。

■みらいスポーツライブラリーの特徴

本シリーズは、これまでのみらいの編集ノウハウを惜しみなく注ぎ込み制作いたしました。図表やイラストを多く取り入れ、視覚的にもわかりやすく解説しています。さらに紙面だけでは伝えることの難しい動きのある動作などについては動画を作成し、QRコードを読み込んで視聴することもできます。

■シリーズコンセプト

  • 運動能力の向上、健康増進に欠かせないスポーツ科学の基礎知識をわかりやすく伝えます。
  • 学生の興味・関心をがもてるような事例をもとに、エビデンスに基づく解説をします。
  • 図表やイラスト、動画(QRコード)を多用し、わかりやすさを演出します。
  • 社会の高齢化や健康長寿にスポーツが果たす役割として「生涯スポーツ」(豊かなスポーツライフ)を実現するための知識が得られるような内容を意識して盛り込んでいます。
  • 知識を得るだけでなく、生涯を通じて健康や運動・スポーツの安全などの課題に適切に対応できる思考力や判断力、実践力などを育成します。

<参考動画>テキストと動画で効率よく学べます。

『実習・体力の測定と評価』森川壽人 編 「20mシャトルラン」(2022)

■スポーツを学ぶ人たちの未来に向けて

大学を卒業後もプロ・アマ問わずアスリートとして競技スポーツを続ける人は、より強く、より長く競技を続けられるよう、このテキストで学んだ知識を生かしてますます活躍して欲しいと願っています。
一方で、残念ながら卒業後にアスリートとしての道を歩むことを断念する選手も少なくありません。しかし、スポーツは選ばれたアスリートだけのものではありません。老若男女を問わず、誰もが自分なりの目標をもって取り組んだり、ときに仲間と集い楽しむものでもあります。大学等での学びが、スポーツを正しく、安全に、技術の向上を導く指導者へ、また子どもたちにスポーツの楽しさを伝えるインストラクターやボランティアなどへの道へ繋がることへ願ってやみません。その一助となるよう私たちは思いを込めて「みらいスポーツライブラリー」を世に送り出していきます。 

「みらいスポーツライブラリー」で学んだすべての学生さんが身につけた知識を生かし、生涯にわたってスポーツを楽しめる平和な社会づくりに貢献できる人となるよう願っています。